視界良好、障害物なし。

私が思う幸せは、あなたが思う幸せじゃなかったの。

私が『バンドリ! ガールズバンドパーティ』を推すから読んでくれ

バンドリ! ガールズバンドパーティ』、通称ガルパを知っているか?
アニメがあったので知っているかもしれない、私は流し見したので30cmくらいしか覚えてない。
ガルパは昨今世に溢れているリズムゲーム系ソシャゲの1つだ(この呼び方正しいのか?)。
人気タイトル元祖のスクフェス、たぶん今の王者デレステ、あと最近リリースされたテニラビ……。
数多のタイトルが並ぶ中で今年2017年にリリースされたのが『バンドリ! ガールズバンドパーティ』。

ガルパの売りとなるのはやっぱり「カバー曲多数収録!」ってやつなんだろうか。

いやガルパの売りはそこじゃない。ガルパの売りは季節の変わり目やイベントのたびに更新されていく夥しい数の女と女の会話なのだ。
イベントやガチャがあるたびにどんどん女たちの関係が更新されていく。
多分一日中ひたすら女と女の会話について考えてる人間が運営に30人くらいいると思う。

デレステやミリシタをプレイしたことがあるだろうか。
ソシャゲじゃなくてもいい、アイカツ!やプリパラをプレイしたり視聴したりしたことがあるだろうか。
いずれのタイトルも3Dモデルの女の子が歌いながら踊ってる。表情豊かに。多彩な演出と共に。
それを喜々として眺めるオタク、スクショや録画してネットに上げるオタク、さまざまなオタク。
やれ3Dモデルが綺麗になった、やれここの演出がかっこいい、やれこのダンスが可愛い。
そこに颯爽と出てきたのが『バンドリ! ガールズバンドパーティ』。
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ただの2Dイラスト。可愛いけど面白味はない。そう見える。
でも実際はこのライブ…………ずっと女と女が会話してる。
歌詞を聞き取れないときもある。正気か? リズムゲームでひたすら女と女が、本当に、ずっと会話をしてる。
誇張や普遍的表現ではない。ガルパでは本当にずっと女と女が会話している。

マジでサイコな百合ゲームだ。
当初はリズムゲームであることを大々的に推し声優が歌う実写CMなんかを流していたガルパだったが、女と女の会話に気づいてしまった今は視聴者そっちのけで女と女が会話するだけのCMを流している。
女と女が会話して、アプリが好評配信中なことしか分からない。
「一緒にバンドやってみましょう♪」みたいな消費者向けの台詞は一切ない。
実にシンプルでガルパの狂気を的確に表現したCMだ。
女と女の会話に気づいてしまったガルパくんは、新しいアプリのお知らせツイートでも「オリジナル会話をお楽しみいただけます✨」と実にルンルンである。

ちなみに新シングル発売に関するツイートでは「彩と千聖のゆれる気持ちを描いた」とか言ってる。
ちなみにジャケ写は完全にデキてる。
公式カップリングに公式イメージソングをぶち当ててくるめちゃめちゃストロングスタイルなガールズバンドパーティを、頼む。

綾辻行人『十角館の殺人』

綾辻行人の『十角館の殺人』を読みました。こんな王道の有名作を読んでいなかったのか、そうです未読でした……。本格ミステリが特別好きなわけでもないのになぜ今更、という感じですが、非常に現金な理由で「綾辻行人が私の好きなアイドルにちょっとハマってるっぽかったから」です。

本格ミステリが特別好きなわけでもないと書きましたが、それ以前にまず本格ミステリを読んだことがない。以前に友人から殺人ミステリのお薦めを訊かれたんですが、お薦めどころか読んだこともなかったので別の友人にいくつかタイトルを上げてもらいそのまま受け売りしたこともあった。『十角館の殺人』、『殺戮に至る病』、『ハサミ男』だったと思う。(ハサミ男は最近買ったよ!)

結論から言うと、最高〜! 叙述トリックに引っ掛かってるときが1番生きててよかったと思える〜! です。今年の春先か去年かに乾くるみの『イニシエーション・ラブ』を読んだんですが、これを好きなオタクが『十角館の殺人』で最高〜! とならないわけがないよね、ハハ……みたいなお気持ちです。どちらも絶対と言っていいほど煽りに「一文で世界が変わる」みたいなことが書いてあると思うんですけどまさにそれです。厳密には2つとも世界が変わる数ページ前から世界が揺らいでくる。「え? あれ? おかしいけどおかしくないのか?」って挙動不審にキョロキョロしてるとその「一文」がやってきて「あれ〜〜〜〜!?!?」ってなります。語彙力皆無か?

イニシエーション・ラブ』ではそこで物語が終わって「あれ〜〜〜!?!?」のまま解説に突っ込んで気づいたら解説と共に本編を読み返しネットで考察や感想を検索してる。マジで一瞬。こんな疾走感ある?

十角館の殺人』では物語が終わらず、犯行の実態が語られていきます。これは意見が分かれるのかなあって思うけど私は「あれ〜〜〜〜!?!?」のまま物語を終わりたかったなあ。犯人の長い一人語りを聞いてる(読んでる)うちに「ああ〜、うん、そう〜」となっていく。

ただ『イニシエーション・ラブ』みたいな手法でネタばらしは出来ないだろうし作中で語られるべき犯行だったのかな〜、いっそ肝心な犯行手口は闇の中でも……。でもプロローグのあれを思い出すにはやっぱりこのパートが必要だったし、結局犯人がどうなったのかエモく終わる感じもあるので、悩むな〜。

ネタバレかもしれないんですが、私カタカナの人物名が苦手で、海外有名ミステリ作家から取った愛称で終始呼び合う本作はしょっちゅう「誰と誰が一緒にいるんだっけ?」「この学部って(○回生って)誰だっけ?」ってかなり混乱してしまった……。名前を知っていた作家もアガサ、ポウ、あとコナンだけという知識の浅さで見慣れない人名に四苦八苦でしたが、ミステリ通はミステリ通で引っ掛かるミスリードがあったみたいで大変だなと思いました(私は謎の高い順応性を示し、ああこいつもシャレがかかった愛称があるのね! と勝手に納得し騙された)。

アニメ CHAOS;CHILD 1話

  原作やりながら「長いなー」とは思ってたんだけど、とてもあっさり有村雛絵接触まで終わっちゃった……。アニメはざっと流し見して、原作もまだ一周目終わってないから細かい流れはどっちも頭に入ってないけど。たまーに他のことをしながら原作プレイしてたんですが、私はアニメ1話終わり時点までで多分4時間半かかってる? ラブホテルの場面は2時間半が経過したころだったからもう少し短いかもしれない。

 

  アニメではあっさり終わっちゃったんですが、序盤だとあのラブホテルのシーンが1番面白く感じた。たしかにアニメで再現するのは難しそうだなーと思いつつ、あんなに惹き込まれたシーンがあんなにあっさり終わってしまうのには何だか物寂しさを感じました。

 

  あと、久野里さんあっさり登場しすぎじゃない? たしかに余計なシーンを省くなら、雛絵が全然答えてくれないところとか新成さんが電話してるところとか選ぶだろうけど。この人誰なんだろう……この人誰なんだろう……というのがなくなっちゃった。

 

  と文句を並べつつ、多分原作をやってなかったらオカルティックナインのとき同様、私は先が気になって今期1番楽しみだと言ってただろうな〜。アニメCHAOS;HEADも、覚えてないなりに「なんかすごく面白そうなやつがあった気がするんだけどな」と手のひらに昔刺さった鉛筆の芯のように覚えていたし。まあシュタゲはアニメすら全然楽しめず惰性で見続けた結果なんにも覚えてないので、この千代丸×科学シリーズなら何でも大好きってわけじゃないんですけど……。

 

  一周目プレイしながら「こんなに面白いのをアニメで再現できるのかしらん」と不安を覚えたので、ぜひ皆さんには家庭用ゲーム機で原作CHAOS;CHILDをプレイしてほしいなと思いました。ちなみに私はPCです。

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恩田陸『蜜蜂と遠雷』

「これはもう私の中で2016ベストワンに輝いた作品で。これはあるあのピアノコンクールを舞台に、あのいろんなコンテスト……まあコンテスタントって呼ばれるコンテストに参加する人たちが、ピアノコンクールを勝ち抜いていく、ことを書いた物語なんですけど。
まあ〜素晴らしい点がたくさんありまして。
ピアノの世界が舞台なんで私たち分からない単語とか分からない文化とか、すごいたくさん出てくるんですけど。なんか読めるんですよ、とても自然に。情報の出し方が多分とても考えられていて、分からない言葉がパッて出てきても、その周辺の単語がきちんと説明されてたりとかするから、変に注釈とか全然なくても、ピアノの難しい世界が読んでいくうちに分かる。
あとコンクールの話なので、ピアノを弾くっていうシーンがとにかくたくさん出てくるんですよね。それって、書き手からしたら結構難しいじゃないですか。どう伝えていいか難しいし、何度も同じようなシーンが出てくるから書き分けるのが難しいんですけど。もう多分計20回以上出てくるピアノを弾くっていうシーンの手触りが全部違って。
あぁ〜天才だな〜って、こう、読みながら思ってしまうんですよ」
「悔しかった?」
「もうね〜死にたくなっちゃうよ」
「えー」
「死にたくなっちゃうんだ?」
「どうしよう……。これで直木賞獲ると思う、次の」
「プレゼン上手やな」

 

恩田陸の『蜜蜂と遠雷』を読みました。単行本を買うのって久しぶりだなあ、最後に買ったのはたしか『雪月花黙示録』。実は雪月花、まだ開いてすらいなくて……すごく装丁が凝っていたので思わず買ってしまった。
今作は中の文章が二段組になってるタイプの単行本です。私はこの二段組、「本を読んでる!」って感じがしてすごく好きなんですけど、調べてみると読みやすくないと感じる人が多いのかしら。

 

頭の会話文は、オードリー若林がMCを務める『ご本、出しときますね?』という番組でのやり取り。悔しいけど面白かった一冊というテーマで、『桐島、部活やめるってよ』の朝井リョウが『蜜蜂と遠雷』の名前を挙げた。言われてるとおりプレゼン上手だし、私がだらだら書くよりよっぽど興味を掻き立てると思うので書き起こしちゃった〜。

 

恩田陸の過去作品で一番近いのはやっぱり『チョコレートコスモス』かなあ。蜜蜂はピアノコンクールが舞台で、チョココスは演劇のオーディションが舞台。プレイする者、プレイする者に着く者、それを審査する者の複数視点なことも近いと思う。
でも、私は読んでいて他の作品の要素というか、面影を感じたなあ。たとえば音楽という点では『光の帝国 常野物語』に収録されている「国道を降りて…」。あとは『麦の海に沈む果実』『ブラザー・サン シスター・ムーン』も思い出したし、『蒲公英草紙 常野物語』も! 多分、恩田ファンにもそう? と思われてしまいそうだけど……。

 

ちょっと終わりはあっさりだけど、消化不良があるタイプではない。そういうところもチョココスに似てる。
この人の作品の魅力って、気味の悪さ・気持ち悪さとか、不安にさせる感じとか、そこだとは思うんですよ。でも蜜蜂は“陽”の作品。『ネバーランド』で光浩が背負った過去も、『六番目の小夜子』のハラハラする文化祭も、『麦の海に沈む果実』の影と不気味さも、この作品にはない。
言ってしまえば直木賞候補に相応しい、一般受けの作品。前も候補になってるんだよねえ、今年こそ獲ってほしい、いつ発表だっけ?

 

そういえば、帯に「青春群像小説」と書いてあった。この人の書く青春小説ほんとに好きだなあ、あまり作品数がないけど。なのですごく楽しみになった反面、これは国際ピアノコンクールの話。高校生活・大学生活の物語じゃないのに青春小説? もしかして、帯のせいで期待はずれな気持ちを抱いてしまうのかも。なんて思った自分の浅ましさを呪いたい……ちゃんと私の好きな青春小説だった。

 

コンクールなので予選通過者発表のシーンがあるんですが、先の展開が目に入っちゃうのがこわくて……。単行本にはさまっていたハガキで先の文章を隠しながら読んでました。
どんどん止まらず読んでたのに、残り50ページを切ると「終わっちゃう! 終わりたくない」とつい口に出していた。

映画『闇金ウシジマくん Part3』

9/25に映画『闇金ウシジマくん Part3』を観てきたよ〜。
ウシジマくん映画を観るのは初めてで、ドラマシリーズはこの前まで放送してたSeason3しか知らないけど。
闇金ウシジマくん』とは、闇金融を営むウシジマくんとそこに関わるいろんな人たち、それをとり囲む闇社会を描いた犯罪作品だよ!

ドラマシリーズSeason3を見てウシジマくん全然出てこないじゃんって思ったのを覚えてる。
マジで全然出てこないし、話の中心になるメインキャラとも全然絡まない。
紛いなりにも主演であるウシジマくんが全然出てこないって映画大丈夫なの?
と思ったら映画は結構しっかり出てました。

なぜなら話の中心となるキャラクターがしょっちゅうウシジマくんの営む闇金融「カウカウファイナンス」にお金を借りに来るから。
ドラマSeason3のほうは、終盤になってやっとウシジマくんが接触して「困ってるなら金貸すよ」って言ってたんで……。
映画『闇金ウシジマくん Part3』で中心となるのはキャバクラにお金を注ぎ込みまくるサラリーマン、そしてネットビジネスで成功を目指す青年。
映画を観たいと言いつつ普段はあまり劇場に足を運ばないくせになぜ珍しく行ったのかと言えば……暇だったからなんですけど……。
朝イチで見ました、まあ10時からなんですけど……。


山田孝之綾野剛マキタスポーツなど結構好きな演者が前から出演している『ウシジマくん』シリーズなんですが、興味を持った最大の鍵はなんと言っても映画のゲストキャラたち。
まず、ネットビジネスで成功を目指す青年を演じるのは本郷奏多くん。
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そういえば大ヒット上映中の『君の名は。』でキャストを務める神木隆之介くんと似ているとよく話題になりますが、個人的には俳優としても声優としても顔も本郷くんの圧勝です(余談)。
そして新人タレント役は白石麻衣さんです。
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失礼、間違えました。
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いや〜、2人とも美形美白で絵になりますね……。
お二方の画像を載せたことで当記事は私のブログ史上もっとも美しい記事となっております。

あ、あとリーマン役はオリラジ藤森。

さて、『ウシジマくん』といえば闇社会を舞台とした作品。
風俗どころか闇風俗すら朝飯前です。
ドラマシリーズでは、元akb48スーパー研究生と言われた光宗薫さんが結構キツい役をやってました。
そんな『ウシジマくん』に登場する新人タレント役……CMではバスローブ姿……もしかして
と危惧する必要性はゼロ、新人タレントの枕営業なんて展開もなくあの作品では断トツの安全役だったのでは? と観ていて思った。
本郷くんと白石麻衣さんのキスシーンなんて絵になること必至! ドキドキ! と思っていたのですがキスシーンですら序盤でかなりあっさり終わっちゃいました。
まあキスシーンもその後の2人でいるシーンも全て絵になる美しさだったので文句はないですが。
ちなみに本郷くんは食事すら出来ればしたくないレベルの潔癖症でキスシーンもなかなか苦痛らしいです。高ポイント。

『ウシジマくん』シリーズは結構人を選ぶ描写が多いと言われていて、私が見たドラマシリーズSeason3も納得の内容だった。
しかも演者さんの演技があまりに上手いので役と一緒に嫌いになりそうだった……もちろん褒め言葉だし、あの演技はすごい。
期待半分、白石さんがどんな役を演じたか怯え半分で映画にもそれくらいを想像してたけど、映画はドラマとは別ベクトルの闇社会でした。
よく言えば映画は多くの人が見に行きやすい内容、悪く言えばあまり怖くないホラー映画。
ドラマが毎週楽しみな内容だった分、映画なのにこんなもの? って気持ちが結構あった。

とは言っても、人を選ぶ描写が『ウシジマくん』の全てでないので脚本は面白かったと思います。
闇社会を彩る(?)個性豊かなキャラクターが多く、中でも浜野謙太さん演じる怪しい金持ち・天生翔(かける)、公式サイトに名前がなくて分からないんですが沢村真司(本郷くん)の同級生が見ていて結構面白いキャラだったなと思います。
特に浜野謙太さんは、私の中でNo.1名脇役だと思ってるほど演技が見ていて面白い演者さんなのでイチオシ。

また収拾のつかない内容となってしまった『ウシジマくん』面白かったです~動員増えろ~。